数学科教育理論研修会 終了
テーマ | 数学的な思考力・判断力・表現力をはぐくむ授業の創造 〜言語活動の充実を通して〜 |
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日 時 | 平成24年7月20日(金) 14:20〜16:45 | ||||||
会 場 | 江別市立大麻中学校 | ||||||
講 師 | 山崎 浩二 氏 (岩手大学教育学部数学科教育 教授) |
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参加者 | 約30名 | ||||||
研修会 の ようす |
(1)公開授業 昨年度に引き続き、山崎氏を講師にお迎えしての理論研修会が開催されました。初めは、山崎氏の指導による、3年『確率(場合の数)』の学習の様子が公開されました。 |
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「黄色5個、赤色3個の玉が入った箱から、同時に2個の玉を取り出す時、一番出やすい組み合わせは何か。」という問題を提示。ほとんどの生徒が「黄・黄」と予想しました。 | ||||||
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グループに分かれて話し合い、意見を1つにまとめることに。樹形図を書いて確かめるグループや、玉の代わりにくじを作って実際に確かめてみるグループなど、活発な学習活動が見られました。 | ||||||
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最後に、クラス全員が一度ずつ取り出して確かめた結果、樹形図を元に求めた確率とほぼ一致することがわかりました。数学的に考えて求めたことが、実際の形となって表れていくことを生徒たちに実感させることができた授業でした。 | ||||||
(2)授業後の話し合い 初めに講師から授業のポイントについて説明していただきました。その後、今回の公開授業や数学教育などについての参加者からの質問に答えていただきました。 |
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参加者からは、生徒が迷う題材の選び方や、数学的な用語・解決の手立てに着目させる発問・準備がなされていたことが参考になったという意見などが多数出されました。 | ||||||
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講師からは、一方的な教え込みではなく、子ども同士のやりとりで学習内容を獲得させていくという視点で授業づくりに取り組むこと、学ぶ必要性や意味を考えさせる問いかけが重要であることなどのアドバイスがありました。 すべての質問に丁寧に答えていただき、大変有意義な研修会となりました。 |